masters unity クラウドファンディングを通じて③
2022.08.10
準備期間にやるべきこと
マスターズ・ユニティのクラウドファンディングは2021年4月から6月までの2か月間で実施しました。
しかし実際に動き出したのはもっと前の2020年8月です。そこから2021年4月までのおよそ8か月間が準備期間となったわけですが、これだけ長く準備期間をとったことにはわけがありました。
準備の大半は『プロジェクト内容の文章』作りです。マスターズ・ユニティという事業はこれまでにないサービス形態のため、概要の説明がむずかしく感じました。頭の中にサイトのイメージはあるものの、実物がまだできていない状況では見てもらえるものがありません。そのため文字で伝えることになります。
ただ文章であれもこれも説明すると長くなってしまいます。できるだけ端的に伝えたいのですが、うまい表現がみつからず文章の構成には時間がかかりました。何度も書き換えを行い、クラウドファンディングを開始してからも時々修正をかけましたが最後まで『正解』がみつからない作業でした。
プロジェクト文は長くなりすぎてはいけません。画像を多めにしてさっと読み切れるものが理想的です。内容が複雑だとそう簡単にはいきませんが、基本ルールをおさえれば無駄なものを省くことができます。
プロジェクト内容の基本は3つの文章構成になります。
1.自己紹介
2.現状の説明
3.何をしようとしているのか
自己紹介と現状の説明は最初に手短に済ませます。メインとなるのはそのあとの『何をしようとしているのか』ですが、クラウドファンディングのプロジェクト文は5W1Hを用いて作るようにすると伝わりやすくなります。
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
What(何を)
Why(なぜ)
How(どのように)
文章としてわかりやすいように並び変えてマスターズ・ユニティの企画を例にすると
Who(私が)
Why(オンラインショップのダイレクト通販を促進するために)
What(マスターズ・ユニティという誘導型サイトを)
Where(インターネット上で)
When(2022年夏までに)
How(制作会社と構築・開設し、サービスを提供する)
となります。
5W1Hに当てはめて書き起こすと、各項目の中でより詳細が必要なのは『Why』と『What』の2項目であることがわかります。
このように整理して、どの部分に重点を置くかを明確にします。そして重点となるところは、それを読む側の人の心理に訴えかける内容を意識します。
クラウドファンディングで大切なのは『共感を得る』ことです。マスターズ・ユニティのような無形のサービスの場合は、『新しい・面白そう・興味がある・あったら良い』という印象を持ってもらえるようなアプローチとなります。