masters unity クラウドファンディングを通じて④
2022.08.12
準備期間のうちから情報発信をする
プロジェクト文を作りながら同時にやっておいた方がいいものがあります。それが情報発信です。
自分がやろうとしているクラウドファンディングをあらかじめ告知しておけば、実際に始まったときのスタートダッシュが違います。
情報発信の方法としてはSNS、印刷物の配布、人と会って伝えるなどがあります。この中で最も大事なのは3つ目の『人と会って伝えること』です。
誤解されることがありますが、クラウドファンディングはインターネットを通じて知らない人からたくさん支援をしてもらえる、というものではありません。
支援がすぐに集まるのは有名人のような知名度のある人の場合や、よく知っている団体、観光資源、名産品などが関わるクラウドファンディングです。
特に知名度がないものだと『他人』からの支援はまずありません。そのため知っている人に話をして『もしよかったら協力してくれると助かります』と自分の気持ちを素直に伝えます。ただお願いするのではなく、なぜ自分がそれをやるのかというところに共感を持ってもらう必要があります。
情報の拡散ではSNSの活用です。SNSは知らない人に情報を伝えることができるツールですので、クラウドファンディングの告知にとどまらず、準備の進捗状況などを発信して多くの人に事前に知ってもらうことが大事です。
印刷物に関しては限られた地域を対象に配布するものですので、地域性の高いプロジェクトの場合に効果があります。SNSと違い作成から印刷までの時間と費用を計算する必要があります。その効果が望めるかどうかもしっかりと見極めなければなりません。
そのほかにも簡単なものでいいので『事業計画』を作ることをおすすめします。
いつまでに何をしてどこを目標にするか、という内容を明確にしたものです。事業計画があればクラウドファンディングの途中で、計画に対して実際はどうなっているかという自分の現状をしっかり確認でき、そのうえで何をすればいいかがわかります。
旅行と同じで出かける前の準備はとても大事です。必要なものがすべてそろっているか、スケジュールをしっかり確認できているか、急なトラブルの対応まで含めて計画をたてていくことをおすすめします。